【アルゴリズム入門 Q001】横に並べる(繰り返し)

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こんにちは。ECF代表のヒガです。

本記事では初心者向けアルゴリズムの演習問題を紹介しています。日頃のプログラミング学習にご活用ください。

はじめに

アルゴリズムとは、コンピューターに行わせる計算手順のことです。自在にプログラムを作るには、プログラム言語の文法の知識とともにアルゴリズムの考え方を身につけることが必要になります。

アルゴリズム技法習得の肝は「繰り返し」の活用です。この連載では、簡単な題材で繰り返しを使うアルゴリズムの基本パターンを練習していきます。

演習問題の一覧や勉強スタイルについてのアドバイスはこちらからどうぞ。

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Q001 横に並べる(繰り返し)

文字「■」を横に5つ並べて表示させてください。

実行例は次のとおりです。

もちろん

  • 文字列"■■■■■"を表示する

という単純なプログラムでも表示例は実現可能ですが、今回は

  • 文字'■'を表示する

繰り返すことで実現させてみましょう。

ヒント

改行させない、というところがポイントになります。

解答例と解説

考え方

まず最初に「何を繰り返す」かを考えます。今回の場合は

  • 文字'■'を表示する

を繰り返すことになります。ただし、■の後に改行する必要はありませんので、実装ではその辺りを気にする必要があります。

箇条書きでまとめると、

  1. 次の動作を5回繰り返す
    1. 文字'■'を表示する(ただし改行はさせない)

という流れになります。

フローチャート例

Javaでの実装例

public class Q001 {
    public static void main(String[] args) {
        for (int i = 0; i < 5; i++) {
            System.out.print('■');
        }
    }
}

例えば5回の繰り返しは、for文で「0から始め、5より小さい間(つまり4まで)」繰り返すという書き方が定番です。回数を指定する場合の繰り返しパターンはスムーズに扱えるようにしましょう。

また、Javaで「改行無しの表示」を行いたいときは

System.out.print(〜);  // println()ではないことに注意

を使います。

おわりに

まずは、繰り返し文の構文に慣れることが大切です。何を繰り返すかを意識しながらアルゴリズムを組み立てましょう。

次回はこちらです。

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