Scratchでマウスで楽しむ簡単ゲームをつくろう!

Scratch

こんにちは、ECF Techブログ
担当 Michiharu.Tです。

今回はこんなゲームを作ります。まずは、動画と簡単な操作説明をご覧ください。

  • スタートボタンでゲームスタート
  • マウスをつかって、ねこちゃんを動かします。
  • 出てくる星をあつめましょう。
  • むしやがいこつ、大おとこが出す波動にあたるとゲームオーバーです。

実際に遊んでみたい方は、下のScratchの共有へのリンクをご利用ください。

https://scratch.mit.edu/projects/375024492/

背景とスプライトの準備

まずは背景を選択します。

宇宙のグループをクリックして、

この背景を選びます。

スプライトの準備

下のボタンからスプライトを追加します。

次のスプライトをそれぞれ追加しておきます。

本記事ではそれぞれ次の名前でスプライトを扱います。

また、大きさをすべて60にします。

波動の作成

大おとこが出す波動は、円を描いて作成しています。

スプライトの部分にある下のボタンで、描きます。

色を決めましょう

塗りつぶしは無しにしておきます。

円を描きます。

目安は大おとこよりひと回り大きいくらいで良いでしょう。

円は矢印ツールを使って、描画エリアの中心に持ってきます。

ゲームオーバー文字の作成

ゲームオーバーの文字も、描くの機能を使って作成していきます。

①塗りつぶしは好きな色を選んでおきます。
②枠線は使いません。
③テキストを選択します。
④フォントを選択します。
⑤適当な位置をクリックして、「Game Over」と入力します。

プログラムの作成

それではそれぞれのプログラムを作っていきましょう。

むしのプログラム

まずはむしのプログラムです。全体を表示します。

プログラムの解説

  • ゲーム中何度も登場しますので、クローンを使います。
  • 画面上部のどこかの位置に登場しますので、一旦ランダムな位置に移動した後、Y座標のみを上端にします。
  • 1秒待つことで、プレイヤーが事前に気づけるようにしています。
  • くりかえし部分のプログラムで、動きながら下に降りてきます。

がいこつのプログラム

次はがいこつのプログラムです。

プログラムの解説

  • 基本的には、むしのプログラムと同じです。
  • ランダムに移動した後に、右端に寄せています。
  • 右側のプログラムはアニメーション専用です。左側のプログラムのくりかえしの中に入れてしまうと、「0.3秒待つ」の影響で、移動までゆっくりになってしまうので、別のプログラムとして作ります。

大おとこのプログラム

次は大おとこのプログラムです。次の2つの変数を、すべてのスプライト用で作成しておきます。

プログラムはこちらになります。

プログラムの解説

  • ランダムに場所を移動します。
  • 3回キョロキョロする動きをします。
  • 波動の位置を決めるのにつかうため、変数大おとこX大おとこYに、いまの位置をいれておきます。
  • 両手を挙げる動作と同時に波動を作り出します。

波動のプログラム

つづけて、その大おとこが出す波動のプログラムです。

プログラムの解説

  • 最初の波動の大きさは50%にしておきます。
  • 変数大おとこX大おとこYの値を波動のXとYにすることで、波動が大おとこの中心にきます。
  • 「10回繰り返す」で大きさを少しずつ大きくしていきます。

ほしのプログラム

次は星のプログラムです。次のようになります。

プログラムの解説

  • クローンされたら、ランダムな場所に移動します。
  • ねこがほしを取るまで、ずっとその場に残します。
  • ねこが取ったら1点入ります。

ねこのプログラム

次は主人公のねこのプログラムを見てみましょう。

プログラムの解説

  • 左のブロックのかたまりは、ねこのアニメーションを交互に切り替えるだけです。
  • ねこはマウスの動きにずっとついていくので、マウスのポインターへ行くを使います。
  • 3つのもし~ならでは、ぶつかるとゲームオーバーになるものに触れたらとなっています。
  • メッセージ1はゲームオーバーを表すメッセージです。ゲームオーバー文字のスプライトで使います。

ステージのプログラム

次はステージのプログラムを見ていきましょう。

プログラムの解説

  • 4つのプログラムのかたまりは、スタートボタン(みどりの旗)がクリックされると、同時にスタートします。
  • それぞれのブロックは一定の間隔で、敵や星のクローンを生み出すだけのシンプルなプログラムです。
  • ここでクローンが作成されると、各スプライトの「クローンされたとき」プログラムが動き出します。
  • 得点を0にするのブロックは、どれか一つのかたまりに入っていればOKです。

ゲームオーバーのプログラム

最後はゲームオーバーのプログラムです。

プログラムの解説

  • スタートボタンが押されたタイミングで非表示にします。
  • メッセージ1を受け取ったときにゲームオーバーに必要な処理をします。
  • ゲームオーバーに必要な処理は、ゲームオーバー(このスプライト)を表示することと、すべてのプログラムを停止することです。

おわりに

これでゲームは完成になります。スタートボタンをクリックしてあそんでみてください。ひととおり遊んだあとは、こんなカスタマイズでよりプログラミングを楽しめると思います。ぜひ色々試してみてください。

  • ステージのプログラムのそれぞれの「○秒待つ」の数字を小さくすると、難易度が上がります。
  • 制限時間を設ける
  • 星以外のレアアイテムを用意して、ちがう得点にする。
  • 新たな動きをするモンスターを追加する。
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