マイクロビットでエコを考えよう

STEM

こんにちは、
ECF Techブログ 担当 Michiです。

今回もマイクロビットの工作を紹介したいと思います。といいつつ、今回はどちらかというとマイクロビットを使って「なにかエコなことができないか」という点に注目して、お伝えできたらと思っています。

対象読者

本記事はマイクロビットを使ったプログラミングを経験したことのある方が対象になっています。初めてマイクロビットを使われる方は、スタートガイドとして活用いただける下記の記事も、あわせてご活用ください。

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作品の概要

今回作る工作は名付けて「ゴミ捨てカウンター!」ですww。といってもしくみは簡単。ゴミ箱のふたに取り付けて、開けた回数をカウントするものです(下の写真)。

※以降の写真はすべて、クリックして拡大できます。

実際にどうやって使っていくのかは後ほど。まずは作り方行ってみたいと思います!

作り方

まずは工作部分です。といってもいたって簡単。下の写真のような大きさの紙を3つ用意します。

下の箇所をセロハンテープで留め、マイクロビットを入れるポケットを作ります。私たち工作の定番ツールですww。

これにマイクロビットを入れておけばできあがりです。

プログラム

つぎにプログラムです。プログラムは次のとおりです。

ポイントを説明したいと思います。

  • 変数「回数」が、ゴミ箱のふたを開けた回数を入れておく情報です。
  • AとBを同時に押したとき回数がリセットされます。リセットされるとにっこりマークが光ります。「AとBを同時に押したとき」をタイミングにしている理由は、誤って押してリセットされてしまうのを防ぐためです。
  • ゴミ箱のふたが開いたことを、「ロゴが下になった」というブロックを使って判断します。

使い方

では最後に使い方ですが、うちのゴミ箱はこんな感じなので、ふたの上に貼ることにしました。両面テープで貼りつけしています。

電池パックは後ろに目立たなく貼りました。ちょっと見た目がかっこよくなるかなww。

こうやって、ふたを開くとカウントされます。

ちなみにこのゴミ箱、うちではペットボトルを捨てるものとして使っています。つまり、マイクロビットによってカウントされた数がそのままペットボトルの数になるわけです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。ひと通り読んで、「なんでこれがエコにつながるの?」と思われた方もいるかもしれません。ご存知の方も多いかと思いますが、これはいわゆる「可視化効果」を狙ったものです。実際に回数がわかると「あ、結構たくさん捨てているんだな。」と意識が働く。というわけです。

今回数値のリセット機能をつけたのは、定期的(たとえば1週間ごと)に何本捨てているか。などがわかるようにするためです。たとえばペットボトルなら今週は10本だったのが翌週は20本だったり。マイクロビットでは記録することまでは難しいのですが、定期的に確認してカレンダーなどに書いてみるのもいいかもしれません。

可視化効果」はIT技術の得意とする仕事のひとつと言えるでしょう。実際に私もこの可視化効果を使ってダイエットした。と言っても過言ではありません(その辺りはまた別の機会に。。。。ww)。

身近にできる小さなエコを、楽しむ感覚で取り組めるのもマイクロビットの魅力かもしれません。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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