本ページは各記事でよく出てくる用語を、別トピックスとしてまとめたページです。
環境変数
OS自身が使用する設定情報で、下のような名前部分(キー)と値のペアでできています。
キー = 値
複数の値を持たせる場合は;
で区切られます。
キー = 値1;値2;値3;...
Path
環境変数の中でもPath
という名前の環境変数は、プログラミング環境の構築によく用いられます。
環境変数Path
は、簡単に言えば、「どのフォルダからでも参照可能なフォルダの一覧」です。
Windowsでの例を示します(Mac OSやLinuxでも同様の動作をします)。下の図のようにコマンドプロンプトでプログラムの実行が指示された場合、次の手順で動作します。
- プログラムファイル(図では
javac.exe
)を実行したフォルダ(カレントフォルダ)に探しにいきます。 - カレントフォルダ内に無ければ、環境変数
Path
のもつ各値(それぞれファイルパスになっている)にjavac.exe
のファイルが無いかをチェックする javac.exe
があれば、そのファイルを実行する。
あるプログラム言語の実行環境を作成する際は、同プログラム言語を動作させるためのプログラムが入ったフォルダをどのフォルダからでも参照できるようにする方が都合が良いため、そのフォルダのファイルパスを環境変数Path
に値として追加します。この作業はPathを通すと呼ばれます。
ルートディレクトリ
コンピュータ内のファイル管理のしくみにおいて、すべてのファイルやディレクトリを収めている大元となるディレクトリのことを指す言葉です。WindowsやLinuxなどのファイル管理は、下図のようにディレクトリの中にディレクトリが配置される、階層構造とよばれる形になっています。その最も最上位に位置するディレクトリのことです。
Windowsでは、ディレクトリのことをフォルダと呼ぶことが一般的であるため、ルートフォルダと呼ぶことが多いです。
プロジェクトルート
ソフトウェア開発において、開発に必要なすべてのファイルを収めたディレクトリを指す言葉です。プログラム言語で書かれたソースファイルを始め、画像ファイルや各種データファイル、開発に必要な設定ファイルなどが含まれます。