マイクロビットで動く工作づくり(何度カニ?)

STEM

こんにちは。

今日からマイクロビットをつかった工作とプログラミング例を紹介していきたいと思います。第1回ということで、先にマイクロビットについてちょっとだけ紹介したいと思います。

マイクロビットとは

マイクロビットはMicro:bit財団によって提供されている教育用コンピュータです。小型ながら温度センサー、加速度センサー、磁気センサーなどの様々なセンサーを備えており、表面には25個のLEDを搭載しています。STEM教育のツールとしても、注目を浴びているコンピュータです。詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください。

対象読者

本記事はマイクロビットを使ったプログラミングを経験したことのある方が対象になっています。初めてマイクロビットを使われる方は、スタートガイドとして活用いただける下記の記事も、あわせてご活用ください。

マイクロビットをはじめよう
こんにちは。ECFブログ担当の Michiです。 突然ですが、2020年から小学校でのプログラミング教育が始まります。そんな中、私たちが注目している子供向けプログラミング教材が「マイクロビット」です。 マイクロビットは、色んなセンサーを...

工作をやってみよう

では、本題に入りたいと思います。今回は、カニの体を水平に保って遊ぶゲーム工作、その名も「まっすぐカニ?」の作り方とプログラミングを紹介したいと思います。

足になっているせんたくバサミを動かして、カニのからだを水平にすると顔が「にっこり」になるという遊びができる工作です。パッと写真を見たら、大体の作り方がイメージできる方もいると思います。「つくり方は見なくても大丈夫!」という方は、下のプログラムからご覧ください。

材料

材料は以下のとおりです。

  • 色画用紙
  • ストロー
  • わごむ
  • せんたくバサミ

作り方のポイント

目の部分は牛乳パックを適当な大きさに切って黒く塗りつぶしたものに、これまた牛乳パックを切って作った目の部分を貼ります。

作った目はゴムを使って固定できます。それだけで不安な時は、両面テープを小さく切って裏面に貼りつけます。

ハサミはストローと色画用紙を使って作りました。セロテープで貼りつけるだけ。

ハサミのストロー部分をゴムではさんでしまいます。せんたくバサミでマイクロビットをはさんだら完成です。電池パックはマイクロビットに接続して、下に置いているだけです。


プログラム

プログラムは次のとおりです。

解説:

加速度Xは左右にかかる力の大きさを表す値です。マイクロビットが完全に水平なら0。左に傾くと値はどんどん小さくなり、左に90°傾いた時の値は-1023を示します。逆に右に傾くと値は増え、右に90°傾いた時の値は1023です。

この性質を利用し、値が-10より小さい場合は左に傾いていることをあらわす←を表示し、値が10より大きい場合は右に傾いていることをあらわす→を表示します。かなり水平に近い状態(-10~10の範囲)の場合だけ、「にっこり」顔を表示させるようにしています。なかなか「にっこり」にならない場合は、値の範囲を広げてためしてみましょう。

では、今回は以上です。これからも楽しみながら算数や理科の世界を体感できる作品例を掲載予定です。ぜひ一緒にマイクロビットの工作ライフをたのしみましょう~~。


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